いっぽ自然整体院院長大和田が療術の世界に入ったきっかけ

それは私自身の体調不良です。

当時(41歳)は中堅スーパーマーケットで副店長として働いていました。
長時間労働による睡眠不足や仕事と人間関係のストレスなどからか、心身ともに疲れ切っていました。寝たくとも寝られず朝を迎えることも多く、頭痛、疲労感、笑うこともなく感情が希薄になり、すべてのことに意欲を失いかけていた状態でした。
それでも健康診断では問題なく、いっそ何か病気になって休みたいとも思っていたくらいでした。
そんな時期が2.3年くらい続いていた末、とうとう仕事を辞めてしまいました。
学生時期は柔道、空手と体力、精神力に自信を持っていたはずなのにそれは思い込みにすぎなかったと感じました。

ところが、仕事を辞めたら、苦しかったいろんな症状がなくなりました。
結局原因は仕事による心身のストレスだったのでしょう。ストレスが原因と自覚はあったので、気分転換に映画をみたり、運動したりと色々試みるもあまり効果はなかったのですが。今思えば、原因である仕事への向き合い方、考え方や、行動を見直さなければ、一時的な対処療法でしかなかったとおもいます。それを変えることができれば、苦しい思いをしないで仕事も続けていけただろうと思います。しかし、当時の私はそれが出来なかった。気づきもしなかった。気づいても出来なかったかもしれません。

はじめは足裏リフレクソロジー

仕事を辞めて時間と心の余裕ができ、自分を見つめなおす機会となりました。心の疲れは身体にも影響することを実感し、心と身体をいたわる重要性を認識したせいかそれに関わる仕事として目に入ったのがリフレクソロジー、足裏のマッサージのスクールでした。

そこでは、足裏リフレクソロジーのほかストーンヒーリング、レイキヒーリング、音楽療法、アロマテラピー、気功など様々なヒーリングや、解剖生理学をはじめ衛生学、栄養学、食養,カウンセリングほか必要知識を総合的に学ぶカリキュラムになっていて、後々にも役立つものが用意されていました。朝から夜まで手技と知識の練習と勉強の末、千葉市中央区中央3丁目で「一歩」という足裏リフレクソロジーサロンを開設しました。

施術者一人の小さな個人店です。スクールにおいても実習で東京駅の直営店で働いておりましたがそこでは何人もの方が施術を受けているので、相手とそう会話することは出来ません。周りに別のお客さんが何人もいるわけですから。
「一歩」は1人の施術者と1人のお客だけ。そこでは会話をすることも多く、あるとき肩のコリがひどいとおっしゃる方がいて、実際に肩を触ってみると確かにカチカチ。足裏の肩のポイントをいくら施術しても、その硬さは変わっていませんでした。それでもリラックス効果で楽になったとはおっしゃっていましたが、、、、
確かに足のリフレクソロジーは心地よく精神的リラックス効果、足の血行促進の効果はあるのですが、肩のコリ、腰の痛み、ひざ痛などいろんな不調に対してそれを効果的に改善しているとは言えないと感じました。いろんな不調に対して足裏への施術だけでは対応出来ないと感じ、整体を導入することとしました。

整体の導入と試行錯誤

Baum Allee in den Masuren

整体を導入し、ある程度は肩こりや腰痛などを軽減することはできました。しかし解消出来ると言い切れるような効果は感じませんでした。
「もっと効果を出したい。」という思いから、より効果的な手法はないかと違う手法を学び、さらに効果を出せるものとなったものの、未だ満足できる効果ではありませんでした。

また、別の手法を探しました。その繰り返しで、すでに学んだ整体手法は3つになり資金的にも限界で、これでだめならばこの仕事を辞めるつもりでした。
新たな手法はこれまでの手法の認識と大きく違い、非常に優しい感触のものでした。リフレクソロジーもそれまで習得した整体もしっかりと刺激を与えるものでしたがその手法はあまりにも優しい。その効果を体験しても、なんでこれで効果があるのかがわからない、でも今まで以上の効果がある。
わからないままに練習をし、実践してゆくうちにしだいに効果を実感できるようになってゆきました。

なぜそんな優しい感触で効果をだすのか?その説明は「緊張で不調を起こしているのに、さらに緊張させてはいけない。緊張を解除することで不調を消す。」とよくその先生は言いました。「身体がどうなりたいのかを聞く。心地よい状態を思い出させる。」なんとなくわかる説明ですが、理解納得するまでには大分時間がかかった気がします。
この先生は他界されてしまいましたが、先生の言葉を基本にして、今も手法の改良、研究を続けております。ただ、この研究はあまりにも幅広く、一つ一つが奥深くとても10年かけても納得できるものとはならないと感じます。諦めず少しでも前に、一歩いっぽと歩みを止めずに進んでゆきたいと思います。

急遽閉院

2021年の春、わたくしいっぽ自然整体院院長大和田が急性骨髄性白血病となり、中央区3丁目の院を急遽閉めることとなりました。原因不明とはいえ、健康に携わる仕事なのに、自身の健康を損なってしまった。病院で治療の説明を受けましたが、5年生存率50%と聞き、ショックでした。死ぬ可能性が高いうえ、長期間の治療になるので、整体院は閉めざるをえませんでした。
半年間の入院。退院して半年で再発。さらに半年の入院。そして1年半ほどの自宅療養と通院治療。とくに入院から3ヶ月くらいは、治療自体のつらさ、先の見えない不安とでしんどかったです。長く苦しい闘病でしたが治療生活が落ち着いてきて心身にすこし余裕ができると気力も少しずつ戻ってきたようで合間の退院中や自宅療養中はできる範囲で細々とながらも出張で整体施術をしたり、また、入院中も勉強やトレーニングを行い、復帰を目指そうと努力しておりました。

復帰・整体院再開

そして2024年春、お蔭様をもちまして念願の再開業を中央区新田町で果たすことが出来ました。
この病気で、健康のありがたさと不調の辛さを痛感させられました。長期間繰り返し入院して病院治療のありがたさや、医療従事者の方々の苦労を知ることもあり、それも良い経験だったと思います。そして自身の弱さと強さ、家族や友人そしていっぽ自然整体院を利用していただいていた方々の励ましのありがたさなどを知らされたと感じます。
この病気の経験をも無駄にせず、糧としてこれからもこの仕事、研究をしてゆきたいと思います。

              2024年3月  いっぽ自然整体院 大和田幸男

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