自律神経失調症でお悩みでしたら
どうぞいっぽ自然整体院の施術を受けてみてください。
体を整え、症状を改善し、
心身をリラックスさせることが症状の解消につながります。
自律神経失調症
整体で自律神経失調症がよくなるのか?疑問に思うかもしれませんが整体だからこそ効果的であるといえます。しかし、自律神経失調症は様々な症状があり、ときには緊急的な問題がある場合もありますのでまずは病院での検査診察をうけるのがよいでしょう。その上で緊急的な問題がないなら当院へ。
病院治療との併用でもかまいません。
自律神経失調症に整体が有効なわけは、
簡単にいえば、リラックスできるからです。
自律神経失調症は、自律神経系という内臓や器官を調整する神経系(交感神経系と副交感神経系の2つがあります)が体内でうまくコントロールされていないことによって引き起こされるとされる数々の症状を指します。
例えば、動悸、発汗、めまい、ほてり、頭痛、胃痛、腹痛、下痢、吐き気、ふるえ、筋肉痛、喉のつまり感、息切れ、食欲不振、眠れない、全身倦怠感などの身体症状(「不定愁訴」という別名もあります)があるが、特定の器質的疾患(検査により臓器や器官に異常が認められる病気)がない場合に自律神経失調症と診断されることがあります。症状の現れ方は人それぞれに異なり、同時に複数の症状が起こることも、別の症状に換わることもあります。医学的には自律神経のコントロールが出来ないのが原因とされています。
通常、自律神経は必要に応じて体を維持しようとして内臓や諸器官を調整します。例えば運動すれば、酸素をより必要とするので呼吸を早め、体温が上がりすぎないよう発汗し、エネルギーの供給が不足すれば筋肉痛や疲労感を感じさせます。呼吸が早まる、発汗、筋肉痛や疲労感などこの場合は体を守るための反応です。
自律神経失調症では、この場合、何も運動とかをしてないのに、発汗や呼吸が早まったりなど、そういう体の反応が起きているわけです。しかし、運動をしていなくとも、大勢の人の前で何か発表するとか、急に事故に遭いそうなことがあったり、映画やテレビで怖いシーンをみていたら、、、、などでも今自身の体に実際何かあったわけではなくとも不安や恐怖,怒り、緊張、期待、、、などの感情だけで体はドキドキしたり、汗をかいたり、体がこわばったりと、反応を発します。
感情は現在だけでなく、過去、未来のことに対しても反応します。そしてそれは、体に大きな影響をあたえています。
では自律神経失調症と言われた場合、
本当にその自律神経コントロールがされていないのでしょうか?
つまり自身の感情、心の状態はどうなっているのかです。緊張状態のときに起きる体の反応があるのなら、感情、心の状態はどうなのかです。感情、心が緊張状態ならそれで汗が出たり、震えたりするのなら、まず、自律神経は正常です。
問題なのは自身の感情、心のすべてを人は認識出来ないということです。自分の感情、心なのに、、、
心には自身で認識している表層心理と自覚されない深層心理があります。
この表層心理と深層心理が違っていることが問題を起こしているということです。
たとえば自身の表層の心理では心が落ち着いていると思っていても、深層心理では緊張していて、その深層心理の緊張状態に自律神経が反応している場合があるということです。この場合、自律神経は、正常な反応をしているだけなのです。
では、その場合どうすればいいのでしょう?
深層心理の緊張をゆるめることです。
しかし、深層心理は自覚出来ない心の部分です。それを自覚すること自体困難なことと言えます。だから、間接的に深層心理に働きかけていくこととなります。間接的に深層心理をゆるめる、リラックスさせる。具体的には心身をしっかりリラックスさせることです。だから整体でしっかり心身をリラックスさせることが有効というわけです。
心地よい施術が心身をリラックスさせるのは皆さん理解出来ると思います。それは自身が認識できる心つまり表層の心理でしかなくとも、まずはそれなくして深層心理が変わるわけがありません。それを何度か繰り返すことで少しずつでも深層心理をもゆるめてゆきましょう。
そして、ある程度心身にゆとりが持てるようになったら、心身のコントロールの仕方を少しずつ身につけてゆくことです。
ポリヴェーガル理論という理論もあります。これは自律神経が生存を根底に発達した機能としていることをもとに、人が社会においてどう危機に対応してきているかを説明しているように私は感じます。
ポリヴェーガル理論
自律神経には3つの経路があり交感神経と、腹側迷走神経、背側迷走神経からなる副交感神経となっており、副交感神経はふたつに分けられ、交感神経との3者の神経系が働いて、状況によってその活動をコントロールしているというものです。
自律神経は生物としての生存を第一とする働きが根源にあり、生命を守ったり維持するために、獲物を捕ったり、敵と戦う・逃げる、身体を休ませる、気温や気候などの変化や行動に適した状態に身体を調整したりするなどおこなうわけですが、ひと言で言えば生存するための機能です。
ポリヴェーガル理論における腹側迷走神経の働き
この腹側迷走神経も生存のためといえますが、腹側迷走神経は人の進化の過程における、新しい神経的役割をもちます。人は生存に社会的交流の必要が高く、腹側迷走神経はそのために進化発達した神経ともいえます。
腹側迷走神経は特に、社会的交流や安心・安全感に関与しており、社会的なつながりやコミュニケーションを促進します。たとえば、他者の笑顔を見たときに感じる安心感や、誰かと目を合わせて頷き合う信頼感・安全感などは、この神経の働きによるものです。腹側迷走神経が適切に機能していると、身体が「安全」と感じ、リラックスした状態を維持しやすくなります。(安心しているモード=腹側迷走神経優位)
しかし、それも相手、状況を、味方だ、安全だと認識した場合であり、安全と判断すれば活発に働きますが、危険と判断すれば回避行動として交感神経へスイッチして対応します。
ポリヴェーガル理論における交感神経の働き
交感神経は「闘うか、逃げるか」と表現されるように
「安全でない」状況への対応に心身の準備をします。
イライラ感、不安感、焦りといった、闘争あるいは逃走行動につながる精神状態を生じさせます。
行動では実際に何かを攻撃したり、逃げたりする直接的行動や、暴食などの衝動的行動にもつながります。危機に際し、行動せざるを得ない状況においてその行動準備、実際の行動に適した身体にします。
本来はそれによってまさに、生きるか死ぬかの危機に対応するための機能ですが、人においてそのような状況に置かれることは、戦争や犯罪事件的な状況、事故以外、平和な環境の場合はそうあるものではありません。
問題なのは社会的生活における問題のほうが深刻といえるかもしれません。
社会生活における危機には人間関係のトラブル、経済的トラブルや不安、将来の不安や身体の衰えや病気への不安など、そういった問題に対しても交感神経が活発に反応します。頑張れば必ず解消できるとは限らない。うまくゆかないことの方が多いくらいかもしれません。その行動により危機をクリア出来れば、また安心モード(腹側迷走神経優位)に戻るのでしょうが必ず危機をそれで解消できるわけでもありません。
その結果逃げることも、闘うことも出来ない状況と神経で判断すると、最も古い「背側迷走神経」にスイッチして生き残りに賭けるといいます。
ポリヴェーガル理論における背側迷走神経の働き
「固まる(フリーズ)ことで生き残りを図る」、古くは爬虫類がじっと動かないことで敵からの攻撃を防ぐ神経経路で動物行動学では「持続性不動状態」と呼んでいます。意識的に「死んだフリ」をするのではではなく無意識に一時的に固まって危機回避をするもので猫に噛まれたネズミがビクとも動かない、カエルににらまれたバッタがじっと動かないといった状態です。
人にも備わっており「闘うことも逃げることも出来ない生命の危機」に瀕し精神、身体のシャットダウンする状態で意識や感覚は麻痺します。そうすることで、その場の痛みを軽減したり被害が大きくなるのを防ごうとします。事故や危機、思いがけない精神的ショックなどに直面し、その場で固まってしまうような状態です。
例えば小動物がクマやトラといった大型獣に襲われたときに手足を損傷したときでも出血多量にならないよう末梢の血流を抑えたり、隙ができたときエネルギーを最大限にできるよう消化機能を活性化させて準備したりする働きを担っています。この自律神経状態はシャットダウンと呼ばれ、恐怖を感じる状況をやり過ごすまで続きます。
このようなヒト以前のときの機能がヒトにも残っており、すべてがシャットダウンとまではいかずとも、限定的にヒトも恐怖を感じたときには手足が冷たくなる、頭に血が通わなくなって思考が真っ白になる、消化器が働きすぎて下痢になるなどの症状が起こるとされています。フリーズ状態はすぐに解除しますが、他の生物と比べて人はこの背側迷走が活性すると、その後安全になっても解除されにくいことが多くあります。安全な状態になっても「安全だという合図」を受け取れない、自分が自分でない感覚などがつきまとうトラウマ反応として苦しみを生じることがあります。
自律神経は生き残る、生存の危機に対応した心身の作用として働き、日常生活に適応する身体の調整だけでなく、それは社会生活の問題やトラブルにも反応してしまうということです。
そこには安心や恐怖や怒りや不安という人が特に発達した感情、心が大きく影響してもいます。そのように自律神経は人のあらゆる活動において、環境、状況から、そして感情、心から影響を心身に相互にあたえていることをまず、しっておくとよいでしょう。
そして痛みやしびれなどの辛さや、疲れなどの身体症状は、心の痛みともなります。逆に心の状態は身体にも影響するので様々な症状(不定愁訴)自体の軽減をはかりつつ、精神的にも心地よく安心できる整体施術が、自律神経失調症の改善になります。
四十肩、五十肩、椎間板ヘルニアほか他の不調の場合でも、身体的な不調による精神的負担により、自律神経失調症的状態になるとも言えます。実際併発しているというような状態の方が多々みられます。よっていっぽ自然整体院においては、メインの身体の不調改善だけでなく、他の症状と精神面においても改善を図るべく安心して受けられる心地良い施術を心がけて行なっています。
自律神経失調症となった原因が、精神的ストレスであった場合、それを解決することが根本からの解決と言うことなのでしょうが、そのストレスはなかなか解決できないから苦労します。
身体的不調の悩みならまだしも、
人間関係の悩み、経済的な悩み、仕事や家族、将来の不安、過去の失敗ほか様々な精神的な悩みを整体で解消出来るわけではありせん。自律神経失調症の不定愁訴の症状を改善することで身体が楽になることは大いに期待できます。また、精神的にも、リラックス効果により、楽になりますが根本的な精神ストレスの原因を解決するわけではありません。
この精神ストレスの解決は、貴方自身の考え方や行動を変えるか、その環境や状況を変えることですが
いずれにせよそれはご自身が対応することです。整体はそのための準備、エレルギーの充てんとなります。
まとめ
自律神経失調症は身体も精神的にも、つらいものです。
状態によっては病院での治療が必要場合がありますので、その場合はまずは専門の病院で診察をうけてください。病院での診断、治療に効果が無い、少しでも早く健康を取り戻したいなら、
肉体的問題の改善と、リラックス効果による精神的症状の改善ともに整体施術は効果がありますので、病院の治療と併用でも大丈夫ですので、どうぞお気軽にお電話ください。
自律神経失調症とは 恩賜財団済生会hpより抜粋
「自律神経失調症」は一般でも広く使われていますが、曖昧に使用されることが多い診断名です。本来は、自律神経系という内臓を調整する神経系(交感神経系と副交感神経系の2つがあります)が体内でうまくコントロールされていないことによって引き起こされる、数々の症状を指します。例えば、動悸、発汗、めまい、ほてり、頭痛、胃痛、腹痛、下痢、吐き気、ふるえ、筋肉痛、喉のつまり感、息切れ、食欲不振、全身倦怠感などの身体症状(「不定愁訴」という別名もあります)について、特定の器質的疾患(検査により臓器や器官に異常が認められる病気)がない場合に自律神経失調症と診断されることがあります。症状の現れ方は人それぞれに異なり、同時に複数の症状が起こることも、時間経過とともに別の症状に置き換わることもあります。
自律神経失調症に関連して、それぞれの臓器に起こる症状の現れ方によって別の病名がつくことがあります。頭痛の症状であれば「片頭痛」や「緊張性頭痛」、喉がつまるような感覚が起こる「咽喉頭異常感症」、下痢・便秘・腹痛を繰り返す「過敏性腸症候群」、息苦しく感じることによって呼吸数が多くなる「過換気症候群」、全身の痛みが続く「線維筋痛症」などです。
一方、情動(悲しみ、喜び、怒り、恐怖など)と自律神経系は相互に密接に関連しています。外からの刺激によって起こる体内の歪みの状態をストレスといい、過剰になると自律神経失調症と情動ストレス反応が同時に起こることがあります。情動ストレス反応としては、抑うつ気分、不安、解離(自分が自分でない感覚)、過覚醒(常に警戒し、リラックスできない状態)・睡眠障害などが挙げられます。
また精神症状、特に「うつ病」や「不安症(神経症)」の部分症状として、自律神経失調症が現れることがよくあります。そのため、精神症状を有する人に自律神経失調症の病名が使われることがあります。他に、大きなストレスや精神症状がなくても自律神経系の変調をきたしやすい体質である人もいます。
まとめると、自律神経失調症は大きく分けて、自律神経症状が起こりやすい体質によるもの、ストレス反応によるもの、精神症状によるものの3つがあります。しかし、それらを区別することが難しい場合や、混合していることが多いのも事実です。そのため患者さんの診療では、環境・ストレスと症状の関連を探ること、精神状態を評価すること、自律神経失調症を引き起こす別の身体疾患の可能性を念頭に置いて必要な医学的検査を行ないます。 恩賜財団済生会hpより